点字・触知図

サインにおける点字は、視覚に障がいのある人が安全に行動するための大切な情報伝達手段のひとつです。
間違いや不適切な表示がないよう、原則としてJISにより標準化された仕様となります。

触知図作成上の規定(※01)

  • 触知案内図全体の寸法は、W1000mm×H600mm以内が 望ましい。
  • 触知案内図と墨字(印刷された文字)によるサインが併設されている場合、相互の表示内容に関連性がなければならない。
  • 触知案内図には、墨字を併記することができる。
  • 製造年月日および問い合わせ先を記載することが望ましい。
  • 触知案内図の向きは、利用者にとっての正面が図形の上側になるように表示する。
  • 表題は、通常触知案内図の左上又は上部中央に表示する。
  • 凡例は触知図形の左側か上部の表題下付近に配置する。この位置から著しく離れた場所に表示せざるを得ない場合には、解説文などで説明しなければならない。
  • 触知図形は、触読性を優先するために変形することができる。
  • 触知図形は、利用できる箇所と利用できない箇所との差を明確にしなければならない。
  • 部屋又は建物などの出入口の位置表示は、明確にしなければならない。
  • 墨字の案内図と併記する場合、弱視者・色覚障がい者が見やすいレイアウトや配色であることが望ましい。

作成時に確認が必要な情報

利用できない(通れない)場所はどこか

路面が整備されておらず視覚障がい者を誘導するには不適切な園路や、関係者用通路などの情報は触地図上では不要なため、通れない場所としてまとめます。

墨字レイアウトでは簡略化されている情報

「トイレ」を例に挙げると、男女兼用か、車椅子に対応しているか、出入口はどこかなど、より詳細な情報が必要になります。その他、歩道なのか車も通る道路なのかなど、単なる「道」として描かれている部分にも再確認が必要です。

作成時に確認が必要な情報

触知案内図に用いることができる触知記号の例(※01)

現在地
現在地 (他の記号より歴然と異なる高さにする)
誘導ブロック
誘導ブロック (実際の数と一致させなくてもよい)
階段
階段 (とがった方が上)
利用できない(通れない)箇所
利用できない(通れない)箇所 (パターンの大きさは図によって調整)
出入口
出入口 (囲み線の一部を開ける)
ゲート/改札
ゲート/改札 (実際の数と一致させなくてもよい)
縮尺スケール
縮尺スケール
方位
方位 (“キタ”と記載)
洋式便器
洋式便器
和式便器
和式便器
男性用小便器
男性用小便器
手洗い器
手洗い器

点字・触知図サインの設計

点字・触知図サインを設計する際、手で触りやすいよう表示面を傾斜させた低めのサインにすることが多いですが、その際は車椅子使用者でも近づけるように、床面から表示板下部の高さを650mm以上、奥行を450mm程度(※02)確保する必要があります。また、表示面の高さがヒトの手が無理なく届く可動範囲に納まっている必要があります。

壁面に垂直に取り付ける場合は、表示板の中心を高さ1400mm(※01)の位置とすることが規定されています。

どちらの場合も、「視覚障害者誘導用ブロック(JIS T 9251)」を設けて、点字・触知図サインの位置まで誘導することが求められています。

点字・触知図サインの設計点字・触知図サインの設計

出典・参考資料
  • 『JIS T 0922 高齢者・障害者配慮設計指針-触知案内図の情報内容及び計上並びにその表示方法』
    2007.3 編集兼発行人:島弘志/発行所:一般財団法人日本規格協会
  • 『ユニバーサルデザインによるみんなのための公園づくり 都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインの解説』
    2008.2 監修:国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地課/編集・発行:社団法人日本公園緑地協会
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